第75章 ★ 余興 ★ 夢主視点 ★ ① ★
私は亀を頭に乗せて立ち上がった
「さて…ここにいても始まらない。どこに向かおうかね。とりあえずローからの連絡待ちか?」
立ち上がり服に着いた砂を払って
少し動きやすい様に服を破ったりしていたら
通信機から声が聞こえた
【ロー)「…アヤ」】
「ん?何?見つけたの?」
【ロー)「…お前は大丈夫なのか?」】
「…」
まさかそんな事を聞かれると思わなくて
少し泣きそうになった
本当に…貴方って人は…
「…ロー…」
【ロー)「…なんだ?」】
ローの声は…安心する
落ち着かなかった心が少し…落ち着く
何とかなりそうな気がする
「昨日話したの覚えてる?これが終わったらって話」
【ロー)「…あぁ」】
「待ってて。あなたが待っててくれたら…私頑張れるから」
【ロー)「…」】
「とりあえず私の体の場所…教えてくれない?」
小さく笑って言えば真剣な声が聞こえた
【ロー)「…アヤ」】
「何?」
【ロー)「絶対取り戻せ。俺はお前じゃない奴とデートするつもりは無い」】
思わず…目を見開いた
本当に喜ばせ上手なんだから
「…あははっ…ローの口からデートって言葉が聞けるとはね…ふふっ…そこまで言われたらアヤちゃん頑張っちゃおうかなー…私も貴方を…私以外の女の子と歩かせるつもりはないもの」
【ロー)「…なら頑張れ」】
「えぇ!貴方からの応援があればなんでも出来る気がする。とりあえず体の場所教えてくれない?」
【ロー)「…そこから…」】
ローに場所に聞いて走り出した
さぁ!頑張ろう!!