第75章 ★ 余興 ★ 夢主視点 ★ ① ★
私はため息をついてその場に腰を落とした
「くそー…元々小さい体が…余計に…小さくなった…」
【「「「「…」」」」】
「ベポは…亀になってるし…お前なんで亀なんだよ。何が出来るんだよ」
亀(ベポ))「そんな事に言わないでよー!」
「私は知らん女の子になってるし…なんなんだよー!ただの喧嘩祭りじゃねぇのかよ!」
口が止まらない
大きい方のベポには亀が入ってるのだろう
ピクリとも動かない
生きてるよね?
寝ているベポの体に視線を向けていたら
足をちょこんと何かが当たった気がした
目を向ければ亀がうるうるした目で私を見ていた
この亀…ベポなんだっけか
「…ベポ…そんな目で私を見ないで」
亀(ベポ))「…オレの体…どうなるの?」
「んー。とりあえず今すぐ戻れるか分からないけど…私が戻してあげるよ」
亀の頭を撫でながら言えば
「戻り方知ってるの?」って聞かれた
「ふふっ。ベポー。私は忍だよ?忍はなんでも出来るんだよ。とりあえず先に私の体を戻してからベポの体も戻してやるよ。大丈夫。任せなさいな」
笑いながら言えば亀のベポは
「アヤの笑い方だー」と言って涙を流した