第10章 ★ お披露目 * 夢主視点 ★ ① ★
他の忍術ねー
私は顎に手を当てて考えた
雷遁が得意だけど、この船の上でやって大丈夫かな?
ふと海が視界に入った
…海…この海は…
私は手すりに近づいて飛び越え下に降りた
海の水に触れる為に
そうだね
これだけ水があるなら…水遁でいいじゃん
雷遁に負けないぐらいには…水遁も使えるもん!
「「「「「は?!」」」」」
シャチ)「ちょ、おい!」
ペンギン)「なんで?!」
ベポ)「俺達なんかしたの?!」
イッカク)「ちょっと!早く助けなちゃ!」
ロー)「…Room」
上からそんな会話が聞こえる
「賑やかだね…何を騒いでるの?」
私は手すりを乗り越えて甲板に戻った
お兄さんさん以外のメンツが凄い顔で走ってきた
シャチ)「急に落ちるなよ!」
ベポ)「死んだのかと思ったよー!」
ペンギン)「俺達が騒ぎすぎたから」
イッカク)「びっくりしたよ!」
皆の言葉に首を傾げる
「え?海に降りただけだよ?」
「「「「は?降りた?」」」」
「あ、そっか。私、海の上に立ったり走ったし出来るんだよーん!」
私は笑顔で両手でVサインを作って見せた