第72章 ★ 前夜祭 ★ ロー視点 ★ ② ★
アヤは満足したのか小さく笑って
頬にキスをしてベットから降り
テーブルに置き手紙か…
何かを書いてベットに戻り
枕元に置き手紙を置いて
服を着て静かに部屋から出て行った
俺は体を起こして枕元を見れば
置き手紙があった
〖いい子で待ってて。私のBABY♡〗
って書かれていた
…ここにいい子はいないな
俺は小さく笑い服を着てアヤを追いかけた
アヤが甲板に行く時いつもいる
部屋から近い甲板に行けば
アヤはいなかった
ここじゃないのか
手すりまで歩いて下を見れば
わざわざ下の広い方にアヤはいた
珍しく思いながら
俺は上から眺めていた
アヤは甲板の真ん中に1人で静かに立っていた
こちらに背を向けて
少し前の雨の日の事を思い出したが
アヤの雰囲気的に…落ち着いているように見えた
まぁあの時とはだいぶ状況が違うのだが
手すりに肘をつき眺めていたらアヤが動き出した
右手を上にあげゆっくり踊り出した
驚いた
風になびくようにか服を着崩して
肩を出して髪の毛を散りばめて
月明かりに照らされるアヤは…綺麗に踊っていた
思わず…目を奪われた
踊れるなんて知らなかった
☆☆☆
この船の構造よく分からないけど
まぁ細かい事は気にしないで下さいね
☆☆☆