第69章 ★ 嫌な言葉 ★ 夢主視点 ★ ① ★
ローは私のおでこにキスを落として
静かに抱き上げてベッドまで運んで
ゆっくり下ろされた
ベッドに腰を落とす感じで座らされる
「ロー?」
少し目を丸くローを見てれば
ローが私の前に腰を落として目線を合わせた
いや、私の方が少し高くなってるから
ローから見上げられる形になってる
ローは帽子を取って服を脱ぎ出して
上半身…裸になった
「え?何してるの?」
少し冷静になって涙が止まった
ロー)「キスマークの付け方を教えてやる」
「え?キスマーク?」
ロー)「あぁ。教えてやるよ。付けたかったんだろ?」
「…そう、だけど…」
ロー)「知りたくないのか?」
「…知りたい、けど…でも、私に教えたら、いっぱい付けちゃうよ?」
ロー)「ふっ。あぁ。お前に付けられるなら多くても構わない。付けられるのは嫌だったが…お前ならいい。付けられるならお前がいい」
「…ローのばーか」
ロー)「…あぁ。そうだな」
せっかく止まった涙がまた溢れて
両手で涙を拭ってたら
ローは小さく笑って
優しく私の後頭部に手を当て少し体を寄せて
私の目元にキスを落とした
今…私の中の感情がぐちゃぐちゃだ
ローの視線だけでゾクゾクする
そんな私に気付いたのか
ローは小さく笑って「先にキスマークな」って言って
頭を撫でた