第69章 ★ 嫌な言葉 ★ 夢主視点 ★ ① ★
ロー)「…お前が気にしてたのはこれじゃないのか?」
「…それもあるけどそれだけじゃない…でもローに関係してるのはその言葉達」
ロー)「…」
思わず視線を落とした
「妹ってのも、小さいってのもショックだったけど…それより、愛してるの言葉は…今までで1番ショックで…」
ロー)「…」
「…嫌…だった」
泣きそう
愛してるの言葉を言うのはローの自由なのに…
思わず体が震える
「ごめんね…もう過去の話なのに…それに、ローは言ってないって言ってくれたのに…愛してるだけは…その言葉だけは…許せなくて…誰にも、渡したくなくて…これから先も、ずっと、他の人に…」
私の言葉を遮るように
ローは両手で私の頬にに触れて上に向けられ…キスされた
「んっ…はっ…」
少し深いキスをされて思わず涙が零れた
顔が離れて…おでこを合わせて近くで目が合う
ロー)「これから先…俺がお前以外の女にその言葉を言うと思うのか?」
「…」
私は頬に触れてるローの手を掴む様に触れ
首を横に振った
私が首を振ればローは涙の流れる目元にキスをして
その後おでこにもキスをして
少し体を起こした
ローに視線を向ければ少し上から真っ直ぐに私を見ていた
少し…いつもと違う顔に見える…
ロー)「…信じられるか?」
「え?」
ロー)「お前は婚約した俺を信じられるか?」
「…信じられるよ。ローの言葉や行動、ローの思い…私は全部信じられる。婚約してなくても、この気持ちは変わらないよ」
涙が止まらない
それはしばらく止まりそうにないかもしれない
☆☆☆
おでこを合わせた上に目も合わせたらしんどいだろ!
って自分で書いたのに自分でツッコんだ
でも漫画とかで見るのは好きだから
そのままにしとく(笑)
☆☆☆