第10章 ★ お披露目 * 夢主視点 ★ ① ★
「私の話。私の事。そんなに聞きたいかなー」
ロー)「…」
「そこに隠れてる人達も聞きたいんだよね?こっちおいでよ」
「「「「?!」」」」
私がそう言えば身を潜めてた4人がこっちに向かって歩いてきた
ベポ)「…見つかっちゃった」
シャチ)「すみません。キャプテン」
イッカク)「ごめんなさい」
ペンギン)「だからそんな顔しないで下さい。怖い」
お兄さんの顔が想像出来て笑えた
私はそのままの姿勢で顔だけ上げた
私の少し斜め後ろにお兄さん
そして私の背中側に4人座った
「あーもー降参…話すよ。信じられるかは知らないけど…私的には、話さずに島について、別れて…忘れて欲しかったんだけどなー」
ロー)「…下ろす下ろさないは話を聞いてからだ」
「下ろさないって選択肢があった事に驚いたよ」
ロー)「…」
「まぁ、私自身も分からない事だらけ何だけどね、黙って聞いてて。質問も最後によろしくー」
シャチ)「…凄い前フリだな」
ベポ)「オレ、ドキドキしてきた」
イッカク)「あんた達静かに!」
女の人がシャチ達を黙らした
まぁ私の言葉だけ聞いたら確かに声も出したくなるよねー
「…んで?お兄さんは何が聞きたいんだった?」
ロー)「お前が何者なのか、だ」
何度目か分からないお兄さんの問いにため息が出た
「お兄さんそればっかだね…」
ロー)「⋯」
まぁ逆の立場なら私もお兄さんみたいに何度も聞くんだろうな
ふふっ
仕方ないから答えてあげよう!
これで殺されたら化けてでてやるんだから!
まじで!
私が化けて出て来ても気にしなさそうだけどさ!
「…No.010915…それが私だよ」