第10章 ★ お披露目 * 夢主視点 ★ ① ★
「…No.010915…それが私だよ」
ロー)「は?」
「言ったでしょ?名前は取られたって…登録番号だよ。私の」
ロー)「…登録番号だと?」
「そうだよ」
私の忍者登録番号
私はため息を付いた
何から話せばいいかなー
私は目の前の海に視線を向けた
何度見ても違う海
「…私は…ここまで綺麗な空と海を見た事が無い」
ベポ)「え?」
シャチ)「見た事が無い?」
ペンギン)「黙っとけって!」
今度はシャチ達の他にいる男の人がシャチ達を黙らした
「…まぁ驚くよねー。ここでは普通なんでしょ?海、海賊、船」
ロー)「…」
「私はそのどれも知らない。いや、聞いた事ある程度には知ってるんだけど…えーっと、ここの海の名前、なんて言ったっけ?なんか長い名前」
ロー)「…グランドラインか?」
「そう。それだ。それは聞いた事が無い」
シャチ)「グランドラインを聞いた事無いって」
シャチが困惑した声を出していた
「逆に聞くけど、火の国、木の葉の里、火影様…聞いた事は?」
ベポ)「な、ないよ」
「私にとってはそっちが普通なんだよねー」
ロー)「…ちょっと待て⋯お前、まさか」
そこまで言うと黙って聞くと思っていたお兄さんが声を出した