第68章 ☆ 酒場 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
?)“主様ー”
?)“様ー”
「ん?どうしたの?」
アヤの腕の中にいた2匹は顔を俺達に向けた
アヤは綺麗に微笑み「彼らはね…私の家族だよ…お前達みたいに大切な」と言った
その言葉に少し…驚いた
ベポ達も驚いたのか大人しくなった
2匹はアヤの腕から飛び出し
俺達の前に座って声を出した
雲母)“はじめまして…雲母です”
冥母)“…冥母”
アヤは微笑みながら猫達の後ろに腰を落とし頭を撫でながら紹介し始めた
「この子が雲母でまぁよく喋る子だよ。んでこっちの子が冥母。この子は少し喋るのが苦手。でも目が凄く喋るから大体目を見とけば今どう言う感情なのか分かる。ローみたい」
アヤに笑いながらそう言われ睨めば冥母と言った猫もアヤを睨むように見ていた
「ほら。一緒だ」
アヤに笑って言われ面白くなくて目を逸らせば猫も逸らした
周りからも小さく笑う声が聞こえたが無視した