第68章 ☆ 酒場 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
気付いたら寝ていてアヤに起こされた
もうすぐ着くらしい
アヤは準備をしていたが動こうとしない俺に目を向けて「ロー?大丈夫?」と聞いてきた
ロー)「…あぁ。もう大丈夫だ」
「…なら、いいけど…本当に?」
ロー)「あぁ。悪かったな。重たかったろ?」
「…ふふっ。ローの愛の重さだもん。私には足りないかな」
まさかそんな事を言われると思わなくて驚いたが
アヤの笑顔を見たら俺も頬が緩んだ
ロー)「お前は俺の精神安定剤なんだもんな」
俺がそう言えばアヤは目を見開いて驚いていたがすぐに笑った
「…やみつきになるでしょ?」
ロー)「…確かにな」
俺は立ち上がりアヤの元へ行き
両手で頬を包んで上を向かせ触れるだけのキスをした
ロー)「…お前も俺にとっては麻薬だな」
麻薬…こんな甘い麻薬があるとはな
そう考えていたらアヤは俺の背に腕を回してきて抱き締められた
アヤの目に少し熱が入り求めてるように見えた
「その甘い麻薬に…溺れればいいよ」
ロー)「…2人でな」
そう言ってまたキスをすればアヤに「まだ時間あるよ?」と言われ俺はアヤの着てる服に手をかけ脱がして抱いた
抱いてる最中にさっきアヤに言われた事を思い出した
確かに…やみつきになるな
コトが終わった時にはもう島に着いていたらしく各々が指示通りに動いていた
俺達は準備して甲板に向かい扉を開ければそこには見慣れた顔触れが揃っていた