第68章 ☆ 酒場 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
アヤに笑いながら言われればやっぱり面白くない
「ふふっ」
アヤは小さく笑い俺に手を伸ばし、頬に触れながらアヤが少し体を伸ばして俺にキスしてきた
「ご満足?」
ロー)「…足りねぇな」
俺はアヤの後頭部に手を当てて引き寄せて深いキスをすればキスを止められるように体を押されて顔を離した
面白くない
「…今日は甘えたなんだね?どうしたの?」
アヤが微笑みながら首を軽く傾げた
ロー)「…気分」
「ふふっ。なら仕方ないね。着くまで時間あるんでしょ?部屋に戻ろう?」
俺の返事に更に笑って
俺はキスを止められた事に納得いかなくて
部屋に飛んですぐベットに押し倒して深くキスをした
「…んっ…はっ…」
深いキスをすれば…今日は抵抗されない
そのまま舌も入れたが抵抗されなかった
まぁ普段から抵抗しても意味ないんだが
そのままなら最後までしてしまうと思い顔を離してアヤを見下ろした
アヤはゆっくり肩で息をしていた
「ロー?どうしたの?」
アヤは見下ろしたまま反応しない俺に首を傾げたが
両手を広げて伸ばし優しい声で「おいで」と言われた
俺はその広げた両腕の中に吸い寄せられるように
アヤの胸元に顔を埋めた
アヤに抱き締められ頭を撫でられ
ザワついていた心が落ち着いた
「落ち着くまでそこにいたらいいよ」
アヤの声を聞いてゆっくり息を吸って吐いた
アヤの匂いや身体の柔らかさは落ち着く