第67章 ★ 初めまして〈Ⅱ〉 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「え?」
状況に着いていけず目を丸くしていたら
ローの手が離れて私の頭から取ったであろう帽子を頭に被せた
ローから視界が外されるように被されて「わっ!」と声が出た
帽子を抑えながらローに顔を向ければ
ローは少しむくれたような顔をしていた
「え?ロー?」
ロー)「…」
「…かまって欲しいの?」
私が笑いながら言えばローはさっきよりもむくれたような顔をした
「ふふっ」
私は小さく笑い手を伸ばしローの頬に触れながら体を伸ばし口にキスをした
「ご満足?」
ロー)「…足りねぇな」
そう言ってローは私の後頭部を手を当てて引き寄せ深いキスをした
キスを止めるように体を押せば簡単に顔を離れローが不満そうな顔をしていた
「…今日は甘えたなんだね?どうしたの?」
ロー)「…気分」
「ふふっ。なら仕方ないね。着くまで時間あるんでしょ?部屋に戻ろう?」
私がそう言えばローは私ごと部屋に飛んだ
そしてすぐベットに倒されてキスされた
「…んっ…はっ…」
深いキスをされローを受け入れていたら舌を入れられた
しばらくしてローの顔が離れて私を上から見下ろしていた
「ロー?」
ゆっくり肩で息をする私を無言で見つめるロー
「ロー?どうしたの?」
何も反応しないローに不思議に思って
両手を広げて伸ばし「おいで」って優しく言えば
ローがゆっくり近づいて来て私の胸元に顔を埋めた
私はゆっくり抱き締めて頭に撫でた
「落ち着くまでそこにいたらいいよ」
私がそう声をかければローはゆっくり息を吸って吐いた
苦しくないのかな?って思ったけど
ローが落ち着くならいいやって思ってそのまま撫でた
いつの間にローは寝ていた
…重い…