第66章 ☆ 夢 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
俺がゆっくり体を起こしたと同時に
アヤはドアに向けてた顔を俺に向けた
アヤの口から怯えたような声が聞こえたが気にしない
俺は静かに4人に向けて右手を上げ「…Room…」と呟けば4人は逃げるように走ってどこかに行ったが
逃げられる訳ねぇだろうが
廊下に叫び声が響き渡った
「…えっと、ロー?」
俺はゆっくり声の方に顔を向ければ
アヤの少し呆気に取られたような顔が目に付いた
ロー)「…なんだ?」
「え?あ、えっと…」
アヤは何も考えずに声をかけたのか
俺の返事に視線を泳がせた
アヤの顔を見てたら少し落ち着いた
体を起こした時に離れたアヤの頬に手を当てればアヤと視線が交わった
俺は小さく息を吐いてキスをした
触れるだけの小さなキス