第66章 ☆ 夢 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
「へ?」
アヤの抜けた声が聞こえた
前にも聞いた気がする
アヤを倒すように移動すれば状況に着いていけず
アヤは天井を見つめて固まっていた
俺が覆いかぶさるようにアヤを見れば目が合って
目を見開いた
俺はニヤリと笑いアヤの服に手をかけた
前チャックのパーカーだから脱がしやすいな
「え?」
パーカーの下に何も着ていなかったから
さらけ出されるアヤの下着
そこでアヤは我に返った
「まっ待って!」
ロー)「うるせぇ。黙ってろ」
「いやいや!黙れるかよ!ダメだって!」
ロー)「望んだのはお前だろ?」
「そうだけどそうじゃない!」
アヤが抵抗しようと片手で俺に手を伸ばしながら体を起こして逃げようとした
が、逃がす訳ないだろうが
俺に伸びてる手を取って指を絡めた
前にもやって気付いた事
アヤはこれが好きなんだろう
これでアヤは少し大人しくなる
案の定大人しくなって
その絡めた手を顔の横に押し付け体を回して俯かせれば
やっと声を出した
「えっ、あ、まっ待ってよ」
アヤの声が震えている
肩越しに俺に目を向けるが
俺は空いてる片手で肩や首元の服を捲ってさらけ出された肌にキスが落とす
わざとアヤの顔が向いてる方にキスを落として行く
「んっ…んはっ…」
アヤの体に力が入る
俺と繋いでる手にも力が入る
俺は少し体を起こしてアヤを眺めていた
ロー)「安心しろ。これ以上はしない」
「ぁはっ…それ…安心、出来る?」
ロー)「なんだ?最後までして欲しいのか?」
「…口にキスなら…してほしい」
ロー)「それはお預けだ」
「…意地悪…」
ロー)「お仕置だからな」
「…どうしたら…キスしてくれる?」