第9章 ☆ 初戦闘 * ロー視点 ☆ ② ☆
話をしようと思ったが先に手当てをする事にした
医務室まで飛べば『おぉ!便利だね』とか言いやがる…
便利って…
さっき…お前も似た様な事してただろうが
俺は話は後でいいと思い
ベッドに座る様に言って手当ての準備をした
…なかなか口を閉じない…
お兄さんお兄さん五月蝿いから名前で呼ぶように言うと女も『名前で呼んで欲しい』とか言い出して驚いた
そのうち呼んでやるよ
…多分…
そのまま黙るのかと思ったらまだ喋り出した
こいつ…数分も黙ってられないのか?
また黙る様に言おうと手を止めて顔をあげれば
女は『毒かも』と言ってベットから落ちそうになって慌てて抱えた
さっきより体が熱い
息も上がってきている
ロー)「おい!意識はあるか!」
「…なんとか」
女は俺にしがみついて答えた
俺は舌打ちして女を抱えてベットに寝かした
「舌打ちって酷くない?しんどいんですけど」
ロー)「黙って寝てろ」
「へへっまじで、ちょっと、寝かし…」
段々声が小さくなって女は意識を飛ばした