第65章 ★ 夢 ★ 夢主視点 ★ ① ★
ロー)「痛むか?」
「…おでこ?…おでこより…ローにそんな顔をさせた事の方が痛い…」
ロー)「?」
「…心が…私の心が、ローにそんな顔させたって痛むの…苦しいの…」
ロー)「…それは、俺にはどうしようもないな…」
私は手を伸ばしローの服を握りしめた
「…ごめんなさい…」
私の目に涙が溜まってるのに気付いてるのだろう
ローが顔を上げて
私の頬に添えられていたローの手が後頭部に移動してゆっくり引き寄せられた
私の顔はローの胸元にたどり着いた
…おでこ痛い…
ロー)「…なんかあったら言え…絶対に」
「…ごめんなさい…」
ロー)「返事」
「…はい。分かった」
ロー)「今度やったら覚えとけよ」
「…なんか、前もそんな会話した様な…気がするんだけど」
ロー)「お前が覚えないからだろうが」
「…そっすね…すみません」
私はローの離れたくなくて片腕をローの背に回した
ローは両手で優しく抱き締めたくれた
ローの匂いは安心する