第63章 ★ 麻薬 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「…警戒か…そうだね。この船では警戒する人がないもんね」
私が笑いながら言えばローは片腕を私の首に回してきて顎に触れ、頭を動かされて上を向かされた
気付いた時にはローにキスされてた
ローの顔が離れてローと目が合った
「…え?」
ロー)「…お前…1番警戒するべき奴が目の前にいるだろうが」
「待って。一瞬の出来事過ぎて…」
ローは私の言葉を最後まで聞かずにまたキスをしてきた
今度は少し長くてゆっくりとした深いキスだった
私はキスの途中で目を閉じてローを受け入れていればローの体勢が変わった事に気が付いた
顔が離れて目を開ければ思ったより近かったローの顔
ローは私の頬に手を当てて微笑んでた
「いや、あの、待って…頭が…」
ロー)「お前が悪い」
「いや、朝起きた時言ったよね?今日はお休みしよ?昨日頑張った」
ロー)「…今日はしねぇよ。大人しく抱かれて寝ろ抱き枕」
「…抱かれてって…どう言う意味?…本当にしない?本当の本当に?」
ロー)「…お前が気分じゃないのにヤッた事あるか?」
「割とあるよね?」
ロー)「…」
「そんな顔すんなし。何『自分は無実だ』みたいな顔してんだよ」