第2章 ★ 初めまして * 夢主視点 ★ ① ★
待って待って待って
え?本当に海賊船なの?
まじ?海賊船ってあの?
海賊船って…川にいたっけ?
いや、でもさっき海水って
え、あの滝って海に繋がってた…っけ?
いや、滝だから繋がってるか
え?じゃあ、海まで流された、のか?
いや、でもさっき、この辺に島は無いって
え?海に捨てられた?
え?そんな事ある?
ってか島ってなんだよ
え?
やばい…軽くパニックだ
…何がどうしてそうなった…
いや!
そもそもなんで私は生きてるんだ?
もう訳分からん
私は怪我の痛みを無視して
ベットの上で胡座をかいて
膝の上に肘を置きその上に顎を置いて片手で口を隠した
これは面倒臭い事になりそうだな
思わず舌打ちしそうになった
目の前の男の人の顔を、チラリと見たら
…目が合った
この男…絶対強い
恐らく、今のこの体…
ガス欠の体では何も出来ない
男の人は相変わらず私を睨んでる
別に怖くないけど
?)「おい。さっさと答えろ」
「…海賊船って船…なんだよね?って事は…ここは…川なの?」
?)「お前何言ってんだ?」
「…」
?)「ここはグランドラインだぞ。海に決まってるだろうが」
「…」
わー聞いた事ねー
まじかー
ぐ、ぐらん?
海っていつからそんな名前になったんだよ?
決まってるだろって言ったけど…
すげー自信満々じゃん
私は頭を抱えて、ため息をついた
男の人は相変わらず私を睨んでいた