第62章 ☆ 悪友 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
そんな話をしてたら飯に呼ばれた
ベポは当番なのか走って行くのが見えて俺達も席を立った
今日も甲板で食べるらしい
前にいるアヤ達が何が小声で騒いでるのが見えて普通に歩いていたら追いついた
ペンギン)「…キャプテンに見られたらどうするんだよ…」
ロー)「俺がなんだって?」
「「「「?!」」」」
俺が声をかけたら4人が驚いて振り返った
ロー)「…なんだ?その顔…」
「いや、急に現れたから…いつからそこに?」
ロー)「…今だが?それより見られたらってなんだ?何の話だ?」
「シャチのじょ…」
シャチ)「おい。その言葉の後に『そ』と『う』が続いたらここで騒ぐからな」
前の島での事を根に持ってるのか
アヤの言葉に声を少し低くしてシャチの本気度が分かる
シャチの言葉に振り返ったアヤはシャチに目を向けた
「…そんな低い声で言わないでよ…目がマジだ」
ロー)「何の話だ?」
俺は話が見えなくて少し首を傾げた
ペンギン)「…軽く…次の島の話を…美人が多いって話をクロガネさんに聞いたのでその話を少し…」
イッカク)「…アヤがナンパするって言ったから…」
ロー)「ほぅ」
ペンギンとイッカクの言葉に俺はニヤリと笑いアヤに視線を向けた
アヤはイッカク達を目を向けながら瞬きして眉を少し寄せた
「待って…凄いとばっちり」
シャチ)「お前が悪い」
イッカク)「シャチと一緒になってナンパするって」
「「おい!」」
イッカクの言葉にシャチと2人で声を上げた
ロー)「お前そんな話してたのか?」
イッカクの言葉に俺は引いたような視線を送ればアヤは俺に目を向け軽く手を突き出した
「いや待って。確かに美人に興味あるけどシャチがいる時点で惨敗だから」
シャチ)「お前それ失礼な」