第61章 ★ 作戦会議 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「お?」
ロー)「…随分楽しそうだったな?」
視線を少し下げたらローがいた
「びっくりしたー。急にはやめてよー」
ロー)「…」
「無視かい」
クロガネ)「…アヤ…お前なんで今まで言わなかった?」
急に会話?に入ってきたジジィ
珍しく少し低い声だった
一瞬なんの事か分からなかったけどすぐ理解した
「…だって…気のせいかと…」
クロガネ)「…カカシにも言っとらんとはな」
「…こんな…大事になるとは…」
ロー)「お前が大人しく言っとけば良かったんだ」
「…確かにそうだけど」
私はローとジジィの間に腰を落とし膝を抱えて頭を乗せた
「だって…なんて言ったらいいか分からなかったんだもん」
私の言葉にジジィがため息を付いたのが聞こえた
クロガネ)「…全く…ちゃんとそう言う事は言えと言ったじゃろうが」
「…」
クロガネ)「本当に…あの時は怪我も隠しておったし…」
「あ、それはローに怒られるからちゃんと言う事にしてる」
ロー)「俺だけじゃないだろうが」
クロガネ)「あの時はワシやカカシも怒っとったじゃろうが」
「…」
…何も言えない…
クロガネ)「…はぁ…たまに様子がおかしい時があったが…そう言う事か…女の子的事情かと思っとったわい…カカシも目を光らせて見とくと言っとったが…アイツにも気付かれんかったとはのう」
「そこは私の演技力よねー」
ロー)「自信満々に言うな」
「あぅ」
ちょっと茶化したら睨まれた
「…今度からちゃんと言うよ」
クロガネ)「…他にも言っとらん事があるんじゃろ?」
「…それは…また今度でいい?…まだ…向き合う勇気がない」
私がそう告げれば、2人は私に視線を向けた
クロガネ)「…お前がここまで弱気になるとはのう」
「…女の子だもん」
クロガネ)「こう言う時だけ女を使うな」
「…女は武器だもん」
クロガネ)「ちんちくりんが」
「おーし。その喧嘩買ってやろうじゃねぇか」
私がジジィの言葉に立ち上がろうとしたらローに肩を抑えられて立てなかった
ローの顔を見たら睨まれてた