第60章 ☆ 甘え ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
「どうしたんだろう。さっきシャワー浴びてて急に怖くなって甘えた。ごめんなさい」
ロー)「謝らなくていい。甘えたいなら甘えればいい」
「…ありがとう」
ロー)「落ち着くまでそこにいろ。心配しなくていい。この船の奴は誰も死なせないから」
「…うん」
ロー)「落ち着いたら食堂行くか?ベポ達に会えば気分が晴れるぞ」
「ふふっ。そうだね」
ロー)「…だから安心してここにいろ」
「うん。ありがとう」
そう言ってアヤは俺の肩を頭を押し付けた
体が少し震えていた
アヤの頭にキスして顔を寄せた
俺の眉間に皺が寄った
人が死ぬ感覚?
クロガネ屋はそんな事言ってなかったがどうゆう事だ?
アヤは誰にも言った事ないと言っていた
自分に近しい人が死ぬのか?
あの戦争では感じなかったと言っていた
それはこの世界で知ってる人が…俺達ハートの海賊団しかいなかったから…か?
だが…ここに来てそんなに知り合いがいないアヤがその感覚になったと言う事は…この船で誰かが死ぬのか?
そんな事になったら絶対呼びに来るだろう
『部屋に近づくな。判断は任せる』と言っても流石に呼びに来るだろう
こっちの世界でなくあっちの世界の近しい人なら…
それは確かめようがない
これもクロガネ屋に言ってみるか
しばらくそうしていたらアヤが動いた