第60章 ☆ 甘え ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
俺は顔を上げアヤの顔を見ればいつもの顔をしていた
「ありがとう。もう大丈夫だよ」
ロー)「…」
「そんな疑うような顔しないでよ…本当に…大丈夫だから」
そう言ったアヤは笑っていた
俺はアヤの頬を撫で触れるだけキスをした
ロー)「しんどくなったら言え」
「うん。その時はお願いね」
もう顔色も悪くないし、目もハッキリ開いてる
特におかしい様子もない
「食堂行こう?お腹空いた」
ロー)「そう言えば何も食べてなかったな」
「うん。お腹空いたー」
アヤは俺から離れて立ち上がり体を伸ばした
「なんか、本当にスッキリした…ありがとう。聞いてくれて」
ロー)「他にも聞いて欲しい事あるんだろ?」
「それはまた今度で」
振り返りながら困った顔で言ってきた
ロー)「…今度だな」
「ありがとう」
アヤは微笑んでいた
ロー)「…それからさっきの話だが…またその感覚になったら言え。後、クロガネ屋にも言うぞ」
「え?前者は了解したけどジジィにも言うの?」
ロー)「ベポ達に言えるのか?俺以外にも事情を知ってるやつがいた方がいいだろうが」
ため息混じりに言えば驚いた顔をしていたが「…分かった」と返事を返した
そして食堂に向かった