第8章 ★ 初戦闘 * 夢主視点 ★ ① ★
私は立ち上がり終わった事を報告しようとしたが、いつからいたのかお兄さん達が甲板の上に立っていた
「あら?来てたの?」
5人に顔を向けて首を傾げたら4人が走ってきた
お兄さんは周りを見渡していた
ベポ)「アヤ!怪我は?!」
「おーベポー。大丈夫だよー。かすり傷程度」
シャチ)「ま、まじで。こいつに勝ったのか?」
「え?」
ペンギン)「すげーな」
イッカク)「あんた!かっこよかったよ!」
「ん?そりゃどうも!」
知らない2人に声を掛けられた
誰だ?この人達
まぁいいや
「あ、そこに転がってる人、意識はあるけど体が思うように動かせないようにしてるから。声も出せないよ」
私はシャチが近づこうとしていたのが見えたのでさっき倒した男の人を指さして言った
シャチ)「早く言え!ってか意識あるのに、動かせないってなんだよ!こえーよ!」
シャチが凄い顔で見てきた
「え?そのままの意味だよ?ちょーっと神経をいじられせもらってーしばらく動けなくしたのー」
『シャチもやってみるー?きっと楽しいよー』って笑顔で聞いたら『ざけんな!』って怒られた
「…そんな怒らなくても。冗談なのにー」
ちょっとむくれてしまった
ふと、足に力が抜けた
「あれ?」
後ろに倒れるかと思ったら誰かが後ろにいて支えれた