第55章 ☆ スイッチ ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
ロー)「…」
「噛みたいから噛むんでしょ?私も噛みたいから噛むわ」
ロー)「…」
「私はあなたに噛まれるの好きなんだけど…」
アヤはそう言って唇を撫でていた手で俺の両手を自分の両腕から剥がしてベットに押し付け俺にキスしてきた
こいつ何でこんなに力強いんだよ!
触れるだけのキスをした後
「気に入らないならやめるわ。でもキスマークは付けたい」
囁くようにそう言ってまた俺の首筋を噛んできた
ロー)「…っ…やめねぇじゃねぇか」
アヤは体を動かして俺の耳元で「今やめるなんて言ってないもーん」と言って耳元にキスしてリップ音を出した後甘噛みして顔を上げた
俺は小さく体が反応したが声を我慢して腕に力を入れて体を起こしアヤの体を倒してアヤを下にするいつもの体制になった
アヤは少し目を丸くしていた
ロー)「これ以上噛むなら交代だ。気が済むまで噛んでやるよ」
アヤの答えも聞かず首元に顔を埋め甘噛みした
アヤの体が震え出して小さく声が漏れ出す
俺は体を起こしてアヤを見下ろした
ロー)「やめてって言ってもやめねぇからな」
「…えー私が上だったのにー…でもやめないで…私おかしくなったみたい…いつもよりあなたを感じたい」
目をトロンとさせながらアヤの顔の横に付いてた俺の手を取って口元に持って行った