第55章 ☆ スイッチ ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
そう言ってアヤは俺を下にするような体制になった
俺は驚いて目を見開いた
アヤの両手が顔の横に
アヤは俺に跨るようにして座っていた
アヤが怪しく笑い目も怪しく光っている
アヤからキスされて次第に深くなるキス
リップ音を出して顔が離れてアヤは舌を出して唇をなぞるように舐めた
「可愛い可愛いロー君…あなたが下にいるのも、悪くないね」
アヤはそう言うと俺の頬に触れゆっくりと下に向かって撫でられる
首筋、胸板どんどん下に向かってなぞられた
俺は歯を食いしばって声を耐えた
そんな反応を見たからか、アヤはニヤリと笑い体を倒して俺の首筋に顔を埋めた
キスされ舐められ噛まれた
痛くない甘噛み
こいつそんな事を出来たのか
ロー)「っ…おい。噛むな」
「…いや」
俺の首元から顔を上げずに否定の言葉だけ返ってきた
ロー)「おい」
少し低い声が出て俺は両手でアヤの両腕を掴んで体を離せばやっとアヤは顔を上げた
その顔は楽しんでるようだった
「何?」
ロー)「噛むな」
「あなただって噛むじゃない」
アヤはそう言って人差し指で俺の唇を撫でた