第55章 ☆ スイッチ ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
目が合って俺は息を飲んで背中を撫でていた指が止まった
ロー)「…」
「…ろ、ぉ…」
ロー)「…どうした?」
自分でアヤを起こしといてどうしたって…
自分の口から出たセリフに笑えた
そんな俺を無視して甘い声で名を呼ばれた
「…ろぉ…」
熱を孕んだ視線と熱く甘い吐息
「…抱いて…」
俺は目を見開いた
聞き間違いかと思った
ふと気づくアヤの股の間にある片足が湿っている事に
「ろぉ…が…欲しいの」
目を涙を溜め俺を求めた
俺はアヤから言葉と刺激に動けずにいたらアヤはさっき俺がしたみたいに背中に指を這いずり回した
驚いて体が跳ねた
そしてアヤは俺の体に唇を落とし出した
リップ音を立てて
自分の口から声が出そうになったが意地でも飲み込んだ
俺の体を舐めだしてアヤの舌が俺の乳首を掠めた
ロー)「…っ…」
俺の口から小さく出た声
自分でも驚いた
俺の反応を楽しむように目を細めて笑うアヤ
「ふふっかわぃぃね」
本当に楽しそうに笑うアヤ