第53章 ☆ 次の進路 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
アヤはニヤリと笑って「ブーメラン♡」とだけ答えた
その言葉に俺もクロガネ屋も目を丸くした
「2人とも変な顔ー。うけるー」
アヤは可笑しそうに笑った
俺は睨んでクロガネ屋はゲンコツしていた
「いってー!もう!最後まで聞いてよ!」
アヤは頭を抑えながら顔をあげた
クロガネ)「詳しく言わんかい」
「変な顔したのそっちじゃん」
ロー)「お前が悪い」
「だって変な顔だったんだもん」
アヤは溜め息をつきながら説明し出した
「簡単に言えばブーメランみたいに投げて戻ってくるやつがいいなーと」
クロガネ)「それが忍術か?ただのお遊びじゃろが」
「簡単に言えばって言ってるし、最後まで聞けって言ってるよね?黙っててくれない?そのブーメランみたいなやつに忍術をまとわせれないかと」
クロガネ)「まとわす?」
「そー。飛雷神の術って術式を付けたクナイやマーキングの場所に飛べるじゃん?ならその術式と似たような術式を武器に付けてブーメランみたいに投げて雷とか炎でもまとわせて戻ってきたら遠くの敵にも楽だなーと」
アヤの言葉を聞いてクロガネ屋は顎を手を当て考えるように首を傾げた
クロガネ)「なるほどのう。クナイだと距離も威力もかけるな」
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気分は犬夜叉の珊瑚の『飛来骨』
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