第52章 ★ 歌 ★ 夢主視点 ★ ① ★

＊♡＊






私がそう呟けばローは体ごと後ろに下がった




てっきりすぐにでもヤられる！って思ったけど
後ろに下がった？




何してるんだろう





私はローに視線を向けた








頭の下に枕があるから体を起こさなくてもローが見えた




「…ロー？」




ローに声をかけて一瞬だけ目があったと思ったら
ローはゆっくり私の片足を持ち上げて太ももにキスをした





「うぇっ！」




そんな事されるなんて思わなくて体が反応した






顔が…やばい


ローの顔が…

目がやばい…

目付きがやばい…

目を細めてそんな顔しないで…




ある意味殺されそうだ…


色気がやばくて腰が砕けそうだ









そして片足を戻して
ローは少し上に上がってきて
私のお腹や腰にキスを落として行く




「ッ、…はっ…ァッ…」




キスされる度に声が漏れる



やばいって…

なんなのこの人…

まじやばいって…

ローから…目が離せない






ローは私が死にかけてる…そんな事知ってか知らずか
体を起こして私の胸下ら辺から
ゆっくりいやらしい手つきで下に向けてなぞっていく




敏感になってるのか、おへその周りを
わざと触れるか触れないかぐらいの手つきでなぞられて
ゾクゾクして息が上がり
声にならない声が息と一緒に漏れる




私はローから目が離せないでいたのに
さっきよりも熱を孕んだ怪しい視線で見つめられる









まさかのローからの攻撃に頭がついていけなくて…




ローから目が離せなくて…




視界に膜が張られ体が震えて…



さっきまで乾いてたのにおもわず唾を飲み込んだ








腰が砕ける…やばいって





今のローの色気も凄いから顔が赤くなる







誰か…この人…止めて