第52章 ★ 歌 ★ 夢主視点 ★ ① ★
*♡*
「…え、っと…あの、落ち着こう?」
ローの目が怪しく光っているように見えて少し身構えた
ローに掴まれていた手首はベットに押さえつけられていて残っている片手でローの体を押してみたがビクともしないし更に怪しく光る目
「ど、どうしたの?ロー…目が怖いんだけど…」
自分の顔が引き攣るのが分かって視線を足の方にゆっくりと向けた
…ローの体が私の足の間に収まっている…
普段ローと同じように寝る時は上も下も下着だから意識したら恥ずかしくなって来た
いや、普段は長いTシャツと短パン着てるからローと同じではないか
いや、結局脱がされて下着で寝るから…
いや、そんな事より!
ローを止めないと!
いや、止められる…?
そんな事を考えてるけどだんだんと顔に熱が集まっていく気がした
ロー)「なんだ?どうした?」
「…っ…」
ローの顔に視線を向ければ意地悪な顔が目に付いた
「…っ…わざと、でしょ」
ロー)「なんの事だ?」
ローは私の反応を楽しむように目を細めて怪しく笑う
熱を孕んだ視線に少し身体が震える
…当たってるんだけど
いや、当てられてるんだけど