第52章 ★ 歌 ★ 夢主視点 ★ ① ★
*♡*
ローは私をじっと見ていた
私の手首を離さないで
…なぜ?
寝ぼけてるの?
「どうしたの?」と声をかけたら「…ヤるぞ」と言われた
「へ?」と間の抜けた声が私の口からでた
ローは体を起こして私の手首を引いた
ベットに座っていた私の体はローの方に倒れてなんとか手を付いて踏ん張ったけどローは私を引いた方とは逆の手を私の後頭部に回して上を向かせキスをしてきた
一瞬の出来事で固まっていた
「んんっ!」
キスされている事に気付いて体が少し跳ねて目を見開いた
そんな私をローは見ていて目を細めた
笑っているようにしか見えないと思っていたら深くなるキス
後頭部に手を回されているからローにされるがまま
いや、普段からそうなんだけど…
ローが目を閉じたのが見えて私も目を閉じてローを受け入れた
ローとの深いキスで気持ちよくなっていくのが自分でも分かる
ローと体を重ねてから変わった私の体
本当に力が抜ける
そんな事を考えていたら顔が離れて私の体が倒された
あれ?
目を開けたらローと目が合った
普段のヤる時と違う目に…戸惑った