第46章 ★ 誕生日 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「…へ?」
私は目を見開いてイッカクを見つめた
まさかそんな事言われると思わなくて…
イッカクが視線を泳がせたから皆を見回した
「…あれ?!皆気になってる感じ?」
クロガネ)「ワシはてっきり話しとるのかと思っとったぞ。話とらんかったんじゃな」
「えー話す事でも無くない?…ジジィが話せば良かったじゃん」
クロガネ)「なんでワシの口からそんな事言わにゃならんのじゃ。ワシは絶対嫌じゃ」
「チッ…クソジジィ覚えとけよ」
クロガネ)「お前のせいじゃ」
私はロー越しにジジィを睨む
ジジィは気にせず酒を飲んでる
チラッとローを見れば私を睨んでた
こわ
私はあぐらをかいて左肘をのせ手に顎を置いて右手で地面をつついた
「えー酒の場での話じゃないよ?」
ロー)「話せない事なのか?」
私はローに視線を向けた
「そんな事じゃないけど…」
ロー)「なら話せるだろ。早く話せ」
「そんなに気になってんかーい。んー」
私は視線を右手でつついてる地面に戻した
「んじゃ、話すけど…どっから話せばいいかなー。分からない事があっても…」
ロー)「いいから話せ」