第46章 ★ 誕生日 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「相変わらず変な力だね」
ロー)「そう言えばまだ話してなかったな」
「んー。別に今はいいかな。たぶん話聞いても理解出来るか分からないもん」
そう素直に言えば少し睨まれた
「…な、なんで睨むの?」
イッカク)「かまって欲しいんだよ」(ボソッ)
ロー)「…イッカク」
イッカク)「お口にチャック」
イッカクの言葉を聞いてローに寄りかかった
「…時間はたっぷりあるんでしょ?」
ローの顔を見上げながら言えばローは黙って私から視線を外してお酒を飲んだ
「ふふっ」
そんなローが可愛く見えてしまう
イッカク)「…そういえば気になってたんだけど…アヤ…」
「ん?何?」
イッカク)「ここで聞く話じゃないかもしれないけど…」
「ん?な、なに?なんか怖いんだけど」
イッカクが深刻な顔して私を見つめる
私はローに寄りかかってた体を正してイッカクに向き合った
…怖かったから正座した
イッカク)「その、ピアスとか、あと小指に付けてたリングとか…聞いていいのかなーって」