第45章 ☆ 報告 ① ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
「ん"ー」
そう唸ってアヤが睨らんで来たから俺はアヤの唾液の付いた指を抜いてアヤの唇をなぞった
「ん"ー…寝てていいって言った」
アヤは不機嫌そうに睨んできたが目が閉じそうなのか、瞬きして起きようとしていた
ロー)「寝てていいぞ?」
「…寝れるかよ…いつから起きてたの?」
ロー)「30分も経ってない」
アヤはゆっくり体を起こして前髪をかきあげ俺を見た
「…なんで起こしたのー?」
ロー)「暇だったからな」
「…寝ればいいじゃん」
ロー)「目が覚めたんだよ」
「…」
アヤはむくれて唇を少し尖らした
ロー)「昨日みたいに起こしても良かったんだぞ」
「…そんな事したら1週間は禁止だから」
ロー)「…」
アヤの寝起きの低い声と本気の目に俺は黙って眉間に皺が寄る
「…3日?」
ロー)「…禁止する事を禁止する」
「ふふっ。なにそれ」