第44章 ★ 宴・終 * 夢主視点 ★ ① ★
ジジィは私になにか渡す物があるって、いやカカシからだったが
なんで、私は里の一大事にいなかったんだろう
悔しかった
私は里になにも返せず死んだ事が悔やまれる
そんな事を考えていたらベポに『大丈夫か』って聞かれて私は大丈夫か大丈夫じゃないか分からなかった
困った返事をしたら皆黙ってた
ジジィが帰ってきて紙の束と箱を2つ渡された
紙の束はカカシからの抜け忍リストだった
しかも私と同じように消えた抜け忍達
やべーな
こんなにいるのか
いや、全員って訳ではないだろうが
なかなか面倒だな
ってか知らなかったけど私やジジィの他にもこんなに消えたやつがいるって事は結構多いのか?
こんな風に死んで世界が変わるってゆー
摩訶不思議な出来事は
一体何の為に…
私が夢で会ったカカシはどうやら本物だったらしく私がこっちの世界で生きていて調べてくれたらしい
ありがたいが…困ったな
次に長めの箱
それにはカカシの額当てと、忍になったお祝いだとジジィから貰った物
私の長年の愛刀とチャクラ刀と額当て
この額当てはカカシと交換した物
お互い守れるように…願掛けだった
でもまた手元に戻ってきた事に泣きそうになった
それからもう1つ小さめの箱
中には小さな赤い宝石の付いたピアスが1つ入っていた
それを見て泣きそうになった
あいつ、覚えていたのか
…馬鹿な奴
私はそれを手に取り自分の右耳に刺した
私は約束を守れなかったのに…
皆、突然の私の行動に驚いていた
私はジジィに頼み事をした
『このリングでカフスを作って欲しい』
そう頼んだ
付けるなら金と銀がいいなー
自分でもリングを外す日が来るなんて…思わなかったな…
でももう大丈夫
ジジィは吹っ切れた私を見て文句を言いながらもやってくれるらしい
ありがたい
他にも色々注文したら引き受けてくれた
時間はかかるらしいが…ローに確認したら許可が降りた
『金は貰う』って言うから『つけといて』と言えばゲンコツされて喧嘩になった
イチャパラシリーズがまた読めるなんて!ジジィ愛してる!
それからは皆飲んだりしてそこで雑魚寝してた