第43章 ☆ 宴・初 ＊ ロー視点 ☆ ① ☆

アヤの言葉にクロガネ屋はアヤを見つめた





ｸﾛｶﾞﾈ）「…まずはお前が死んでからの話をする。心して聞け」








その言葉にアヤだけでなく俺達も眉を寄せる








「…何？」

ｸﾛｶﾞﾈ）「お前が死んでから4年ぐらい経った時…大蛇丸によって木の葉の里が襲撃され3代目が亡くなられた」





アヤが息を飲んで目を見開いていた





「え？ま、待ってよ。なんで」





アヤの声が震えていた





ｸﾛｶﾞﾈ）「そこはもう忍ではないから詳しくは聞いとらんが…噂ではうちはサスケを大蛇丸が音忍を使って狙ったとか。だが事実じゃ。《木ノ葉崩し》と呼ばれとる」






アヤは口を噛み締めて目を見開いたまま顔を伏せた






「…みんな、は？」

ｸﾛｶﾞﾈ）「…木ノ葉崩しで亡くなったのは大勢おったが…お前が知っとる者ではハヤテと3代目様じゃ」

「…っ…」

ベポ）「…アヤ…」




アヤの様子に俺達はアヤに目を向けベポが心配そうにアヤの名を呼ぶが聞こえてなかったのかアヤは顔を上げ真っ直ぐにクロガネ屋を見つめた





「…それで？5代目様はどなたが？」

ｸﾛｶﾞﾈ）「5代目様は綱手様じゃ」

「え？綱手様って」

ｸﾛｶﾞﾈ）「ナルトと自来也が連れ戻った」

「…ナルト…」