第43章 ☆ 宴・初 * ロー視点 ☆ ① ☆
しばらくして俺達の周りにシャチ達が集まってクロガネ屋達も来て全員で円を描くように座っていた
クロガネ)「カンナギ…お前いい人達に会えたな」
「うん。本当に」
シャチが少し手を上げて「あのー」と声を出した
シャチ)「なんでカンナギなんすか?…アヤなんじゃ」
クロガネ)「おぉそうじゃった。アヤだったな。その名は自分でか?」
クロガネ屋の問いにアヤは俺に顔を向けた
ロー)「…初めて会った時『名前は取られたから好きに呼んで』と言われたから俺がつけた」
「「「「「「えー?!」」」」」」
ロー)「…なんだ?うるせぇぞ」
シャチ)「いやいや!え?!」
「あれ?言ってなかったっけ?ローに付けてもらったって」
ベポ)「なったとは言ってたけど…」
シャチ)「そうだ。あの時確か…ややこしいから時間がある時聞いて的な事言ってなかったか?」
「そうだっけ?」
イッカク)「…キャプテンそんな事出来たんだ」
ペンギン)「意外だな」
ロー)「てめぇら」
「「「「「ごめんなさい!」」」」」
こんな会話をする俺達にクロガネ屋はまた豪快に笑った
クロガネ)「はっはっはっ。これはなかなか退屈せんな」
「そうだね。毎日楽しいよ」
クロガネ)「…そうか。アヤ。良かったな」
「うん。感謝してる」
クロガネ屋は目を細めて笑った