第42章 ★ 過去の任務〈Ⅰ〉 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「でもね、本当にややこしいのはこの後なんだよ」
シャチ)「まだ続くの?!」
私の言葉にまた皆が私に目を向けた
「女の忍がさー、今度はカカシに求婚してきて…カカシからしたら迷惑な話じゃん?その時はまだ女の人は忍って分かってなくて。対応に困ってたら『婚約者がいるから』って振られた腹いせにか女の忍が私の情報だけを持って帰っちゃってさ…」
ベポ)「え?なんで?」
「それは知らないけど、なんとか情報を取り返して火影様に報告したらさー、2人して怒られたんだよー。まじで、バッチバチに」
まじで怖かったんだよなー
あの時の火影様
ってか暗部だった私にあんな任務を持ってきて行かせた火影様も悪いと思うな!
今更だし!
絶対言えないけど!
なんて考えていたら
クロガネ)「んで、その怒られた後2人は喧嘩してお互いボコボコになるまで殴り合いして、まーた火影様に怒られて1週間は口聞かなかったんじゃよな?」
まじでこのジジィは
口軽すぎな!
「黙ってろよ。クソジジィ。ニヤニヤすんな」
ロー)「それで終わりか?」
ローに視線を向ければさっきよりはマシになった顔をしていた
睨まれてたけど
いや、この顔は疑ってる顔だな
「…そうだよ。婚約も喧嘩した時に解消したし。婚約しててもお互いその気はなかったし…まぁ言い寄ってくる奴らにはーお互い困ってたから良かったんだけどねー」
ロー)「…」
「…もう。またそんな顔してー」
私は姿勢を戻してローが変な顔をしていたから頬をつついて笑った
クロガネ)「…お前、変わったな。そんな風に笑えたんか」
ジジィは私がローの頬をつく行動を見ていて驚いた顔をしていた
私も無意識とはいえジジィの前でした自分の行動に驚いたけどジジィからしたら私やカカシの大変な時期を見ていたからそう思うよね
私はローに目を向けたまま机に肘を着いて微笑んだ
「…そうだね。確かに変わったかも」
ロー)「…」
クロガネ)「…そうか」
☆☆☆
こんな任務あっていいのかな?
いいよね。うん
カカシと喧嘩させたくて(笑)
喧嘩して口聞かないって書きたくて(笑)
☆☆☆