第42章 ★ 過去の任務〈Ⅰ〉 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「私達は対した障害もなく依頼を達成したよ。駆け落ちの場所にはチームの1人が里の娘を連れて行ってて私ともう1人のチームメンバーで男を連れて行った」
ロー)「対した障害もなく?」
「そぅ。元々敵に狙われてるとかじゃなかったからね。まぁ私達的には依頼が終わって帰れればそれで良かったんだけど…これまた面倒な事に依頼してきた男がさ、私に求婚してきて…」
「「「「は?」」」」
「意味分かんないよね?私も分からなかったもん。そこで断ったんだよ?将来を誓い合った女の人もその場に居たのに。その前で私に求婚してきて…思わず殴りたくなったよね」
ロー)「殴れば良かったじゃねぇか」
「いやいやいや。依頼人だよ?そんな事したら私が怒られるよ」
ロー)「…」
シャチ)「…お前、色んな奴に求婚されるんだな」
「私が美しいから世間の男がほっとかないのよ。罪よねー」
ロー)「…」
「「すいません」」
少しふざけようとしたらローに睨まれて2人して黙る
怖いんだけど
「まぁ。その場で断って放置して里に帰ったの。そしたらさーその男が次の日に里まで押しかけてきて」
「「「「「…」」」」」
「私に会わせろって騒ぎ出すの。まじで迷惑でさー、火影様に説明して対応をお願いしたんだけど。その男駆け落ちしたくせに『父に言ってもう里に寄付しない』とか『私に会えないならここで死んでやる』とか言い出して、火影様も馬鹿らしくなったみたいで、その時のチームのやつらに『婚約者がいれば諦めるんじゃね?』とか『婚約者を作って2人で断れば』とか言い出してさ、完全に遊んでるって思ったけど。火影様にもこれ以上迷惑もかけられなかったし、私は1番頼みやすかったカカシに頼んで婚約者になってもらったの」