第42章 ★ 過去の任務〈Ⅰ〉 ★ 夢主視点 ★ ① ★
クロガネ)「お前さん。こいつに弱みでも握られとるのか?」
なんでそうなんだよ!
私がジジィに威嚇していたらローはため息をついて答えた
ロー)「弱みは握られてない。俺が選んだ。それだけだ」
私はまたドヤ顔でジジィを見た
ジジィは不思議そうに私を見た
クロガネ)「なんじゃお前。婚約者がおるじゃろうが」
「「「「「婚約者?!」」」」」
ジジィの言葉に思わず顔を背けた
「ちっ。余計な事を…あれはそんなんじゃねぇって説明したろ?婚約者って言っても任務みたいなものだって言ったじゃん!」
ロー)「説明」
「うぃ」
うわーん!
ローがおこだよー!
「…ここで?長話だよ?」
私は説明しないといけないのか
ここで?
長話なんだけどなー
困った顔でローを見たが「説明」と低い声で言われ「はい」って返しといた
こわ
過去一怖い顔だった
私はジジィを睨んでため息を付いて口を開いた