第6章 ★ 尋問? * 夢主視点 ★ ① ★
ベポ)「じゃ次の質問ね!」
「はいはーい。どんとおいでー」
この2人には悪いが今は気分を変える為にも
少し話に付き合ってもらおう
この2人は面白そうだ
あ、あのお兄さんも
いや、あのお兄さんは色んな意味で怖かったなー
ベポ)「次は何がいいかな?シャチ」
シャチ)「んじゃ、好きな事!」
「え?好きな事?」
そんな事聞きたいの?
この人達…本当に話しに来ただけ?
なわけないよな
ベポ)「オレはお昼寝ー」
シャチ)「ベポに聞いてねぇよ!」
ベポ)「クマが喋ってすみません」
シャチ)「打たれ弱っ!」
さっきの質問とか今の2人のやり取りを見て呆気にとられてしまった
「…ふふっ。何それ。面白いねー」
シャチ)「いや、別に面白くさせようとした訳じゃ」
「今のはくせみたいなもんだよね?いいなー。楽しそう」
ベポ)「友達とか仲間とかいないの?」
「んー。どうだろう。仲間ねー」
シャチ)「家族とかは?」
「家族ねー。ふふっ。家族って何?」
ベポ)「え?」
「私には血の繋がった家族はいなかった。拾われたからね。でも私がいた里では《皆が家族》って言ってた。だから家族とか仲間とか友達とか…そう言うの分かるようで分からないんだよねー」