第6章 ★ 尋問? * 夢主視点 ★ ① ★
ベポが戻ってきてタオルを受け取り足に掛けた
いや、タオルケットあったんだけどな…まぁいいや
あ、スープの乗ってたお盆をベポに渡せば
そこら辺の棚に置いてくれた…優しいねぇ
私達は向き合って話す事にした
「んでー?何から話すのー?」
ベポ)「あ、んじゃ名前から!」
「え、あのお兄さんに聞いてないの?」
シャチ)「…お兄さんってキャプテンの事か?」
「え、きゃぷてん?きゃぷてんって何?」
シャチ)「え?」
「え?」
私達は顔を見合わせて首を傾げた
ベポ)「キャプテンはキャプテンだよ!」
「あーそう。うん。分かったー」
分からなかったが
もっと分かりやすい説明は無いのか!
「えーっと、私はアヤだよ。アヤになった」
シャチ)「なった?」
「そー。その辺はややこしいし話せば長いからまた時間があったら聞いて」
シャチ)「…分かった」
ベポ)「んじゃ次は何歳?」
「えー何歳だったかなー。多分22だったかな?」
シャチ)「多分ってなんだよ」
「まぁそれもちょっと色々あったんだけど、簡単に言えば子供の頃の記憶がなくてさ。拾われた時にいた子供と同じ歳ぐらいだろうって事で、そいつが8歳だったんだよ。そっから私の年齢が8歳になった。だから多分22ぐらい?」
ベポ)「…そうなんだ」
そう言えば2人はなんとも言えない顔していた
ベポに至っては少し落ち込んでるような顔してた
「別になんでもいいんだけどね。そんなに気になる事かなー」
シャチ)「いや、気にならない!」
「ふふっ…嘘ならちゃんと隠しな?顔に書いてあるよ」
シャチ)「え?!」
「…」
ミスった
ついシャチの顔が分かりやすかったから口が滑った
これは見ない方がいい
自分の為にも…
「…私、ちょっと横になっていい?寝ないから」
ベポ)「怪我してるもんね!いいよー」
「ごめんねー」って言いながら横になった
このまま顔見てたら私が色々余計な事言ってしまいそう
私は横になって両手を頭の後ろ、足を組んだ
一応大きめのタオルだったから足に掛けといた
またパンツとか言われてもねー
私は気にしないけどー
因みに2人は椅子に座ってた
どっから持ってきたんだ?