第39章 ☆ 手配書 * ロー視点 ☆ ① ☆
「結婚?…なんでそうなるのか分からない…麦わらの彼とお姉さんって婚約してるの?…にしては、なんか、変だよな…やっぱりお姉さんの頭の中お花畑かな。愉快だ」
ロー)「…お前な」
アヤは俺から離れず不思議そうに女帝屋を見ていた
ハンコック)「そうなのであろう?!」
女帝屋は俺達の視線にものともせずに詰め寄ってきた
アヤは女帝屋に
少し呆れたような視線を送りながらも笑顔で
抱きついたままの俺の腕に体を寄せて
頭を預けてため息混じりに答えた
「あーはいはい。そうです。私はこの人以外考えられません」
ロー)「おい」
「黙ってて」
アヤが小さく睨んできた
ちっ、こいつ
俺は眉間に皺を寄せ思わず舌打ちしそうになったが
また前みたいに騒がれたら鬱陶しいので黙る事にした
内心舌打ちして
また後ろの奴らのヒソヒソ話が聞こえてきて睨んだ
絶対バラしてやる
ハンコック)「そうか。わらわの早とちりだったのだな。許せ」
「いえいえ。分かってもらえて良かったです!」
女帝屋が身を引いたので俺達は少し安心した
ハンコック)「そうじゃ。お詫びにわらわの部屋に招待しよう!どうじゃ!部屋でゆっくり話さぬか?!」
女帝屋が目を輝かせてアヤに詰め寄った
アヤは俺から離れず片手を少しあげ
笑顔で「遠慮しまーす♡」と告げた
まぁそうだろうな