第38章 ★ 散歩 * 夢主視点 ★ ① ★
私はジンベエさんから視線を下にそらした
ジンベエ)「どうしたんじゃ?」
ロー)「…」
2人が変な顔で私に目を向けてるのが分かった
私は顔をあげてジンベエさんに微笑んだ
「…ふふっ。いえ、なんでも。助かって良かったです。あ、1つお願いしてもいいですか?」
ジンベエ)「…ワシにできる事なら」
「触っていいですか?体」
ロー)「?!」
私の言葉にローが反応した
気になってたんだもん!
さっき握手した時から!
いや!その前から!
ジンベエ)「…それは、構わんが」
「わーい!」
私はジンベエに抱きついて手とか腕とか触りまくった
傷に気をつけてね!
ローが何とも言えない顔で見て来てたが気にしなーい
ロー)「…」
「へー。すごーい!人みたいだけど人じゃない!水かきある!へー!楽しー!」
ジンベエ)「魚人は初めてか?」
触りながら感想を言えば
ジンベエさんが不思議そうに私を見ていた
「魚人?へー!あ、前に人魚さん見ました!人魚さんと一緒ですか?」
ジンベエ)「同じといえば同じじゃが…違うといえば違うな」
「へー!魚人さんは多いんですか?」
ジンベエ)「…魚人を知らんのか?」
ロー)「…勉強中だ」
ジンベエさんは私を不思議そうに見ていたが
ローに視線を向け疑問を問えば
ローは帽子を深く被ってため息混じりに答えた