第38章 ★ 散歩 * 夢主視点 ★ ① ★
「海侠のジンベエ?」
ロー)「異名だ」
私の疑問にローが答えてくれた
私はローに顔を向けて首を傾げた
「異名?ローにもあるの?」
ロー)「俺は死の外科医って呼ばれてるな」
「こわっ。何したらそんな呼び名になるの?」
ジンベエ)「…お前さんに礼を言いたいんじゃが」
ローを見ていたらジンベエさんが声をかけてきた
「え、お礼?ますます覚えてない」
ジンベエ)「無意識だったんか?あの戦争でワシやルフィ君はお前さんに助けられたんじゃが」
「あー!思い出した!あの時の!」
ロー)「お前、まじで忘れてたな」
「正直フラフラだったかなー。最後らへんあんま覚えてない…まー助かって良かったですけど、私あの白い人を足止めして運んだだけなんで、別にお礼なんて…」
ジンベエ)「じゃが、結果的にお前さんが動かんかったらワシらは死んどった。助かった。かたじけない」
「…」
驚いた
私、自分の力を確かめたかっただけなのに
この世界の正義とやらを見たかっただけなのに
悪魔の実ってのに興味があっただけなのに
そっか
私…この力で誰かを助けられるんだ
感謝されたの初めてかも
☆☆☆
ジンベエの謝る言葉遣いってかたじけないであってるのかな?
感謝するの方が良かったかな?
☆☆☆