第36章 ★ 休息? ★ 夢主視点 ★ ① ★
「え?!」
そこにはあの言いがかりのお姉さんがいた
凄い顔で私に詰め寄り胸ぐらを掴まれる
「わ!なになに?!」
ハンコック)「そなた!こんな所まで追いかけて来おって!許さぬ!」
「いやいやいや。なんでお姉さんがここに?許さぬって言われてもなんの事だか分からないんですけど」
私は小さく両手をあげて降参ポーズをとる
身長差から私つま先立ちになる
悔しい。ノッポめ
さっきは肩を掴まれてたからつま先立ちにならなかったのにー
ハンコック)「まだシラを切るか!」
「いや、シラを切るも何もまじで分からないんですってば!」
ハンコック)「わらわの愛しき人を抱いたくせに!とぼけるのか!」
「へ?」
私と私の周りでオロオロしてる人達も目が点になる
「え、待って待ってちょっと待って。余計に分からない。そもそもお姉さんと私ってあの時が初めましてですよね?なのになんでそうなるんです?私が誰を抱いたんです?私抱かれる方です!攻めと受けなら受けがいい!」
ハンコック)「まだとぼけるのか!」
えー
話が見えない
まじで見えない
凄い顔のお姉さんにどうしていいか分からない
助けを求めるべく顔だけ後ろを見れば、ローはため息を付いて来てくれた
出来れば早く来て欲しかったぜ