第35章 ☆ 観戦・帰還 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
ロー)「…もうすぐ島に着くがお前は寝とくか?」
「…んー…ろぉ…は?」
ロー)「俺は一旦降りる」
「…んーなりゃ…私も…行ぐぅ」
ロー)「眠いなら寝てろ。後で様子を見に来る。」
そういえばアヤは少しいじけたような顔をして薄く目を開けて俺を見た
「…やだ…ろぉ、と、行くのぉ」
それだけ言うとまた目が閉じようとする
俺はアヤの頭を撫で続けた
しばらくして名を呼ばれた
少し頭が覚醒したのかさっきより開いた目で俺を見ていた
ロー)「どうした?」
「…あの2人は?」
ロー)「とりあえず命は繋ぎ止めてる。起きてから傷口が開くようなら確実に死ぬがな」
「…そっか。まぁよかった」
そう言ってアヤは小さく笑った