第34章 ★ 参戦・帰還 ★ 夢主視点 ★ ① ★
私はおじさんに向けて走り直接攻撃した
おじさんを貫く手
でもそこから手が凍っていった
私は驚いて目を丸くした
「あら、こんな事も出来たのか」
クザン)「悪いけどこのまま凍ってもらう」
「おじさんと熱い抱擁は出来ないね」
クザン)「おじさん、そんな事されたら興奮しちゃうからやめてくれない?」
「嬉しいくせに」
顔まで凍って動けなくなった
でも残念
私は氷を内側から砕きおじさんの顔に向けて手を出す
その手にはまだ雷が宿っていた
首を掴めそうな所でおじさんは避けたが雷が頬を掠める
おじさんの頬に1本の赤い線ができた
おじさんは私から距離を開けるように離れ片膝をついた
雷が触れた時少し痺れたかな?
頬に流れる血を拭いながら私に鋭い視線を向けていた
クザン)「お嬢ちゃん。まじで何者?」
「もー睨まないでよ。怖いわ」
私が茶化したら余計に睨まれた
クザン)「睨みたくなるでしょ?俺に怪我をさせたんだ。何者なのか教えてくれない?」
予想通りの質問に笑いが出る
「ふははっ。皆そればっかねー。女は秘密を着飾って美しくなるって聞いた事なぁい?」
クザン)「全く。余計に捕まえたくなったよ」
おじさんは頭を掻きながらため息を付いて立ち上がり構える