第34章 ★ 参戦・帰還 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「私、帰りを待ってくれてる人がいるの。帰らないと」
クザン)「帰すと思う?」
「むしろ帰れないと思う?」
挑発するように笑って言えば殺気を感じた
目を向ければ糸が飛んで来てた
もう復活かー
早かったな
私は後ろに高く飛びさっきよりも親指を噛み切って左手に血を付けた
空中で印を結び体勢を整え氷の上に手を着いた
「忍法・口寄せの術」
私の後ろに3メートルぐらいの大猫と大虎が出てくる
クザン)「…お嬢ちゃん。猛獣使いかなんか?」
「あははっ。やっぱりおじさん面白いねぇ!」
おじさんの言葉に笑いが出る
やっぱり面白い人
私が立ち上がると後ろの2人は私に擦り寄ってきた
2人の頭を撫でた
「私の敵は分かるな?」
2人はグルッと小さく鳴いて敵を見た
「なら遊んでやれ」
私が2人に指示を出すと2人は走り出した
怪我のせいか体が思うように動かなくなって来た
焰血化粧が消えてる
急がないと