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✿忍のハート✿【ONE PIECE】✧

第32章 ★ 戦の前夜祭 * 夢主視点 ★ ② ★







私は視線を後ろにいたシャチ達に向け声をかけた



「ねぇ、シャチ。あそこは遠くないって言ってたけどそんな簡単に行ける所なの?」

シャチ)「まぁ船で行けばすぐだな」

「ふーん」

ペンギン)「アヤ…お前行きたいとか言うなよ?」

「え?ダメ?」



私は首を傾げた



シャチ)「は?!お前馬鹿じゃん!海軍本部だぞ!」

ベポ)「アヤダメだよ!キャプテン怒るよ!」

「えー。だってさー」

ペンギン)「キャプテンに聞いてみろ。絶対怒るから」



私はローに視線を戻したが、その顔はこちらの話を全然聞いてなかった



「ロー?」



ローの顔を覗いて見たけど全く目が合わない



「ねー。ロー聞いてる?」



私は立ち上がってローの前に立って視界を遮った



ロー)「聞いてない」

「正直だな!もー!」

ロー)「なんだ?なんか言ってたのか?」

「私!あそこに行きたい!」

ロー)「…」





私が画面を指さして言えばローの嫌そうな顔に笑えた





「はい。嫌そうな顔ー」

シャチ)「ほら!だから言ったじゃん。キャプテン怒るって!」

ペンギン)「そうだぜ。怪我だって治ってないんだから大人しくしとけって」

ベポ)「オレ、アヤに怪我して欲しくないよー」

「だから大丈夫だってばー!」



んもー!皆心配し過ぎ!
まぁ前科があるのでなんも言えないけど



ロー)「…お前、なんで行きたいんだ?」

「だって。あの人にお礼したいもの」

ロー)「礼だと?」

「そうだよ!あの麦わら帽子の人あのキモイ男を殴ってくれたんでしょ?私それ見ててちょっとスッキリして!そのお礼!」





私は目が輝いていたんだと思う



ローが少し疑うような目で私を睨んでくる




そして呆れる声で聞かれた





ロー)「本当は?」

「悪魔の実の人と戦ってみたい」

ロー)「馬鹿か」






ですよねー





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