第29章 ☆ 告白 * ロー視点 ☆ ① ☆
そう言ってドアを閉めベットに向かった
アヤは体を少し起こして俺を見ていた
俺はベットに腰を落とした
「どうしたの?」
チラシから目を離さない俺の顔を見てアヤは首を傾げた
ロー)「ある海賊の公開処刑だ」
「え?公開処刑?海賊ってそんな事されるの?」
ロー)「滅多にされないが捕まった海賊が海賊だからな」
それだけ言うとアヤは少し考えるように
顎に手を当ててため息を付いた
「…見せしめって所かしら?…この世界、と言うより海賊って大変ね。覚える事が多いわ」
ロー)「まぁ覚える事は多いな」
そう言ったアヤの頭を撫でれば
俺の足に頭を乗せて俺を見上げた
「しばらくは貴方の隣で、貴方の指示に従う」
ロー)「そうしろ。その方が俺も安心だ」
「ふふっやっぱり貴方に拾われて良かった」
ロー)「…お前な」
「本心だもん」
アヤは笑顔で俺を見ていた
「昨日も思ったけどいい体してるよね。お兄さん」
ロー)「見物料取るぞ」
そう言えばアヤは体を起こし
挑発的な顔で見てきた
「昨日体で払ったでしょ?」
ロー)「足りねぇな」